院長の奥井です。
お盆休みを終え18日から診療を行なっておりますので、
よろしくお願い致します。
今回は被せ物を外さない根の治療について説明したいと思います。
虫歯などで神経を取る治療を行い、樹脂を詰めて被せ物を被せて
治療を終了する事は多いのですが、時々根の中に細菌が再感染を
起こし膿んでくることがあります。
その時は被せ物を外して再治療となりますが、被せ物がはずしにくかったり
また外せたとしてもまた被せ物を作り直さないといけません。
被せ物を被せるときにコアという芯を入れている場合は芯を外さないと
いけませんが、芯がない場合は被せ物の裏側に穴を開けて治療を
行う頃ができる事が多く、その場合は根の治療を終えた後に
穴をプラスチックで塞ぐだけで済む場合もあります。
画像の矢印の歯に膿が溜まっていました。
このように青点部に膿が溜まっています。
幸い芯が入っていませんので裏側に穴を開ける
治療が行えました。
このような感じで裏に穴を開けファイルという
針のような器具で治療します。こんファイルには
刃がついており上下する事で根の中の感染している部分を
削り取ります。
ファイルが根の先端まで届いています。
膿も縮小しましたので樹脂を詰めました。
このように根の治療も穴を開けるだけで済めば被せ物を
やり直さなくて済むというメリットがあります。
ただし全ての場合に対応はできませんので、ご相談されますことを
お勧め致します。