今回は矯正治療中の痛みについて説明したいと思います。
矯正治療中の痛みは大きく以下の2つになります。
1つは
「装置が当たることによる痛み」です。
2つ目は
「歯の動きによる痛み」です。
痛みの原因により対処法は異なります。
装置が当たって痛い場合は、その装置にワックスを
つけて当たらなくしたりします。
画像の様にワイヤーの一番後ろ部分が刺さって痛いことは
よくあります。
画像のように曲げるのですが、それでも痛い場合は、短く切ったり
また樹脂をその部分に留めることもあります。しかしあんまり
短くするとワイヤーが抜けてしまうこともあるので注意が
必要です。
画像の場合がそうですが、青マークの部分がよく
頬に当たり痛いことがあります。画像の様に
樹脂をつけて痛くない様にしています。
また画像の様にループの力で歯を動かすのですが
歯に痛みを伴う場合もあります。
鎮痛剤を飲んでいただく場合もあります。
しかしあまりに強い力がかかりすぎると根が吸収して
しまうこともありますので、痛みが続く場合は力を
弱めることもあります。
ただし、痛み止めを服用すると歯が動きにくくなるため、
治療期間が長くなる恐れがあります。
これは、鎮痛剤の中に歯の動きを妨げる成分が含まれているためです。
ですから1回飲むぐらいはいいのですが長期の投与は良くありません。
矯正中の痛みは正しい対応が必要です。
ご相談される事をお勧め致します。