院長の奥井です。
今回は差し歯が外れる時の対応について説明したいと思います。
差し歯というのは簡単に言いますと棒の様なものがあり、根に差してある
被せ物を言います。
差し歯が外れた場合に、その差し歯を付け直すことができるかどうかは
「歯茎の上に歯がみれる事です」
画像の様に歯茎の中に歯が埋もれている場合は、付け直しても
すぐに外れてしまいます。
本来でしたら当院がよく行っています「挺出(ていしゅつ)治療」が
おすすめです。
https://okui-dc.jp/2022/02/06/差し歯が外れて抜歯と言われる前に%E3%80%80挺出(てい/
しかし奥歯が失われている場合など、せっかく挺出治療を行なっても
外れてしまう場合もあります。
画像の様に奥歯が失われている場合は噛むところが
前歯ばかりになってしまい差し歯は外れてしまいます。
しかし入れ歯が邪魔だったり気持ち悪かったりし
はめられない場合もあります。
本来はインプラントがおすすめですが費用の問題があります。
この場合、差し歯の棒を長くする事で外れにくく
することができます。しかしあまり根が残っていない
状態ですので棒が作用して根が割れてしまうリスクが
あります。
装着された状態です。
根にしっかりと棒がささっています。
しかし永久的な処置でないこと
また破折のリスクがあることを説明させて
いただいております。
本来は奥歯を噛める状態にすることが
とても重要であることは言うまでもありませんが、
応急的、また一時的な治療としてこの様な方法も
あります。