こんにちは、保育士の高梨です。
今回は赤ちゃんの脳について書いていきます。
①赤ちゃんの脳はどうなっているの?
赤ちゃんの脳の重さは体重の約2.5%で、赤ちゃんの脳
は400g~500gぐらいです。
大人の約4分の1ぐらいの重さです。
生まれた赤ちゃんの体重は約3㎏しかないため脳が
相当な割合をしめています。
赤ちゃんの脳はほかの臓器に比べると完成に近い形
で生まれます。でもなぜすぐ立つこともできないので
しょうか?
それは、神経細胞(ニューロン)はあっても、神経細
胞同士のつながり(シナプス)がほとんどないからです。
生きていくために最低限必要な「古い脳」さえも十
分に機能できていないのです。
まずは「古い脳」となる土台を鍛えて、神経細胞を
どんどん繋いでいく必要があります。
《シナプスとは?》
脳はおよそ140~200億個もの神経細胞があり
ます。この細胞たちが、互いにつながりあい、ある神
経細胞から別の神経細胞へ情報を伝える。それが脳が
機能するために必須であり、「脳を育てる」というこ
とです。赤ちゃんは1~2年でこの神経細胞同士のつ
ながり「シナプス」を増やして育たせ、情報の伝達が
スピーディーになっていきます。こうして脳の機能が
発達していきます。
増え方には遺伝的な要素も多くありますが、生後の
環境から与えられる「刺激」によって大きく左右され
ます。
②赤ちゃんはどうしたら、脳が発達するの?
シナプスを増やすことによって脳の発達に繋げるこ
とは前に書きましたが、刺激を与えることが脳を発達
させると言われます。
では、どうやって刺激を与えると良いでしょうか?
それは、外から刺激を与えることが大切です。
ひとつめは、脳に直接伝わる刺激であること。最も
ダイレクトに伝わるのは、「五感」から入る刺激です。
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚で、人間
がもつ基本の感覚です。
五感をフルに使うことにより、新しい世界が開け、
脳のいろいろな場所で神経回路を完成させていけるの
です。
ふたつめは、刺激を繰り返して与えることです。
強い刺激ではなく、弱い刺激です。たとえば、朝起
きて太陽の光を目から取り入れたり、ママやパパから
優しい声で話してもらったり、外でお散歩するとき、
鳥のさえずりを聞いたり気持ちの良い風を肌で感じな
がら五感をフルに活動させ楽しんで刺激を与えること
が大切です。
赤ちゃんの基本的な生活リズムを送ることが「古い
能」をよりよく発達させます。それがポイントとなり
ます!
参考文献 株式会社ブティック社
『0~2歳 能力をグングン伸ばす
赤ちゃんの脳とこころを育てる親子レッスン』
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