こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、丈夫な骨を育てる食事について書いていき
ます。生涯の健康に影響する骨の健康は食事が決めて
です。カルシウムを摂取することは皆さんご存知とは
思いますが、それだけでは足りません。適度な運動も
取り入れることが必要です。
《骨密度の基礎常識とは?》
生涯、年間で骨密度が最も多く増える時期は、男子
は14~16歳、女子は12~14歳と言われていま
す。この時期に丈夫な骨を育てる食事が重要です。思
春期は骨量増加になる時期です。20歳ぐらいから徐
々に減少傾向になってしまいます。
女性の場合、閉経期になるとホルモンバランスが崩
れ急に低下します。その為、男性よりも骨粗しょう症
になる危険率が3~4倍も高くなります。
思春期にダイエットをしてしまうと閉経後に響いて
きてしまいます。
《食事は何を取ったら骨が強くなるの?》
骨の成長は、カルシウムのほか、たんぱく質や様々
なミネラル類が必要ですが、1日3回のバランスの良
い食事が基本です。
①カルシウム
牛乳、ヨーグルト、ひじき、納豆、小魚、青菜など
が多い
②たんぱく質
魚介、肉、卵、牛乳、乳製品、大豆、大豆製品など
が多い
③ビタミンD
魚(さんま、さけなど)に多く、日光により皮膚でも
合成される
④運動
骨の新陳代謝が活発になり、カルシウムが骨に定着
するのを促す
《骨を弱くする要因》
①リンの摂り過ぎ
炭酸飲料、ハムやソーセージなどの加工製品
②運動不足
外へ行かず、部屋でゲームなどをして遊んでいる
《食事は適量とバランスが基本ですが、骨を強くする
ポイントは?》
①主食 ごはんにしらす干しやごま、ひじきなどを
加えてカルシウムになる食材を入れましょ
う
②主菜 ワカサギ、小魚、小アジなど頭から食べら
れる魚を取り入れましょう
③副菜 青菜、ひじき、海藻も積極的に取り入れま
しょう
④その他 牛乳、ヨーグルト、チーズは1日に2~3
回、果物も毎日取りましょう
参考文献 成美堂出版
『子どもの栄養と食育がわかる事典』
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