こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもの避けたいおやつについて書いてい
こうと思います。
以前のブログにも書きましたが、おやつの時間を決
めなくてダラダラ食べをすると口にいつも食べ物が入
っていることにより、虫歯の原因となる雑菌が繁殖し
やすくなります。乳歯の虫歯は永久歯の虫歯に繋がる
ことも多く安易に考えてはいけません。
量も必ず保護者がこれだけよ!と決めることも大切
です。
例えば、1~2歳児は、95~190㎉
3~5歳児歯、130~260㎉です。
おやつ=お菓子ではなく、1~2歳児は、午前と午
後、3~5歳児は、午後におやつを出します。
《避けたいおやつ》
トランス脂肪酸が入っているスナック菓子がありま
す。それは、心臓や血管に悪い影響を及ぼし、動脈硬
化などの原因になると指摘されています。
ちなみに3~5歳男児のトランス脂肪酸摂取量は1
日に1.4g未満が良いとされます。
また、マーガリン、ショートニング、ファットスプ
レッドが使用されているお菓子を控えることも必要で
す。食品表示は、重い順番に表示されていますので、
始めの方にそれらが書かれていないお菓子を選ぶこと
が大事です。
《歯を溶かす酸性の強い飲み物とは?》
それは、スポーツドリンクです。人の歯は、清涼飲
料水を飲んだ瞬間、酸によって溶かされています。ち
なみに、スポーツドリンクは㏗3.5、コーラは㏗2.2、
乳酸飲料やサイダーは㏗3.4、リンゴジュースは㏗3.6
で、生えたばかりの永久歯や乳歯は、㏗5.7~6.2以下
で溶かされます。
500ccのスポーツドリンクには、角砂糖約10個
分の砂糖が含まれています。虫歯の原因菌であるミュ
―タンス菌が問題なのは、この菌が砂糖を分解し、酸
を出すだけてなく、グルカン(歯垢)を作ることです。
歯垢1g中には約108個の量になります。また、
歯にもくっつくので、歯垢の下の歯の表面では、多量
の菌から出た酸が持続的に歯を溶かし、虫歯ができて
しまいます。
歯が硬くなるのは、生えてから3年とされています
この時期に虫歯にさせないことで、生涯自分の歯で噛
むためにとても重要になります。
最近のお子さんは唾液が少ないとされています。食
時中、お水やお茶で流し込みをして食べているお子さ
んが増えています。流し込みをすれば、唾液を出す必
要がありません。唾液には、歯を酸から守るだけでな
く、歯を強くしてくれ、また虫歯、歯周病などを予防
してくれる効果があります。食事中は、良く噛み、お
水などで流しこまないようにしましょう。
参考文献 芽ばえ社
『避けたいおやつ 食べさせたいおやつ』
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