こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どものアレルギーについて書いていこう
と思います。
①「アレルギー」ってなに?
私たちの体には細菌やウイルスなどから身を守るた
め、「免疫」というシステムがあります。身体にとっ
て有害な物質を「抗原」として区別し、その抗原を攻
撃する「抗体」を作って病気を防ぐのです。ところが
本来は無害なものに対して、免疫が過敏に反応して不
快な症状が起こることがあります。これがアレルギー
です。
食物アレルギーの場合、身体に害がないにも関わら
ず特定の食べ物をからだが抗原と認識してしまい、抗
体が抗原と結びつくことで、アレルギー症状が起こり
ます。特定の食べ物のように、アレルギー症状の原因
となる物質を抗原(アレルゲン)といいます。
★食物アレルギーは乳幼児に多い
年齢別の食物アレルギー有病率
0歳 6.4%
1歳 7.1%
2歳 5.1%
3歳 3.6%
4歳 2.8%
5歳 2.3%
6歳 0.8% 厚生労働省 調査報告書平成28年3月
小学生以降の有病率は1.5~3%ほどで、それ以降は
あまり減少しないと考えられています。
②食物アレルギーの原因となる食べ物は?
多い順で、
①鶏肉 ②牛乳 ③小麦 ④ナッツ類、甲殻類など
①②③は三大アレルゲンといわれています。
食物アレルギーは原因食物に含まれるたんぱく質が
原因で起こります。原因食物を食べた時や触ったり吸
いこんだりした時にたんぱく質に免疫システムが反応
してアレルギー症状が起こります。
※お子さまにアレルギー症状が出たら、すぐ小児科に
相談しましょう。
参考文献 女子栄養大学出版部
『子どもの食物アレルギーあんしんbook』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
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