こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、離乳期に身につけたい食習慣を書いていこ
うと思います。
①座って食べる習慣をつける
子どもは、落ち着きがない時がほとんどですが、食
事の時は、座って落ち着いて食べさせたいですね。床
に足がつかなくて、足をバタバタさせてしまう場合は
台を持ってくるなどをしてください。この時期から習
慣づけをしましょう。
②噛む習慣をつける
第1臼歯が生えてきたら、幼児食に切り替える合図
です。繊維質の多い野菜や固い物をあげて、しっかり
噛む習慣をつけましょう。2歳半から3歳ぐらいに生
えてくる第2臼歯では、保護者が「しっかりもぐもぐ
しようね」と声かけをし、真似をさせましょう。
とうもろこしなどで前歯でかじり取る練習も必要で
す。
③朝ご飯の大切さ
朝ご飯を抜くと脳の働きは徐々に悪くなり、主食と
おかずの朝ご飯を食べた場合は脳の働きが良くなる、
というデータがあります。おかずに含まれる栄養素が
重要な働きをするからです。
★脳はブドウ糖だけでは働かない
同じ人を対象に、
①朝ごはん抜き、②おにぎりのみ、③おかずのついた
定食と3タイプの朝ご飯を食べてもらった。
結果は①は脳の働きが徐々に悪くなり、②も①と大
差なく、③は良くなった。
このことから、脳の神経細胞はブドウ糖だけでは働
かないことが分かり、朝食に栄養バランスの良い食事
を摂ると、記憶や思考、集中力に関わる脳の活動が活
発化することも分かった。
※2007年日本臨床栄養学会誌に掲載論文
※東北大学川島隆太教授の実験
★脳はおかずを摂った時にしっかり働く
脳にはブドウ糖が働くための栄養素が必要
①体内で作ることのできない必須アミノ酸のうち、リ
ジンはブドウ糖の代謝を高める
大豆製品、鰹節、チェダーチーズなど
②ビタミンB1(水溶性ビタミン)
ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わるときに
補酵素の役目をしている。
豚肉、玄米ご飯、かんきつ系果物など
朝食は大事ですが、忙しい時に作るのは大変です。
ご飯と納豆、昨日の残りの夕食のおかずを1品足すだ
けで十分です。
★ご飯やパンだけでは、脳は働きません!
朝食は栄養バランスが大切です。
参考文献 日東書院 『子どもの味覚の育て方』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
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