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理事長BLOG

歯の再植に向く歯と向かない歯について

2026年5月17日

院長の奥井です。今回は歯の再植に向く歯と向かない歯について
説明したいと思います。
まず歯の再植ですが二つのケースがあります。
一つは外傷などで歯が抜けてしまった歯を戻す再植と
根管治療などを施しても治癒の見込みのない歯やまたは
しっかりとした土台(コア)が入っていて外せない場合の
意図的再植とあります。
最もコアが外せないなら歯根端切除術がありますが、奥歯など
歯根端切除が難しい歯もあります。その場合は再植を行うことに
なります。

しかし再植は一度歯を抜歯しますので歯と歯槽骨に接合する歯根膜が
ちぎれてしまいますので、下の接合状態になるのは難しく、歯周ポケットから
の感染に弱くなったりまた歯が吸収を起こすこともありますので永年的に
もつものではないと思います。

今回一番説明させていただきたいのは歯の再植に向く歯と向かない歯が
あるという事です。

一番簡単に言いますと「抜歯が難しい歯」は再植に向きません。


画像の様な歯になります。画像の様な2本根っこがあり
その根っこが分かれている場合、抜歯の時に根っこが折れる
可能性があります。基本的に歯が折れたり根が折れたりしたら
成功率はかなり低くなります。
また矢印部分の様に根の股の部分(根分岐部)のところまで
土台(コア)が入っている歯も抜歯時に割れる可能性があります。


画像の様な根が2本でも開いていない歯が
再植に向いています。青の半円部が病巣で、一度抜歯して
病巣を取り去って戻す手術となります。


抜歯前の状態です。外側に腫れがあります。


抜歯をして病巣を取り去った状態です。


抜歯した歯の根の先端を削ります。


セメントで封鎖します。


再植を終えたところです。


矢印部分がセメントになります。
病巣を取り去って根の先端にセメントで封鎖して
感染源をなくすのが目的になります。

この様に再植が向く歯と向かない歯があることを私なりの
考えで説明させていただきました。

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。

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