院長の奥井です。今回はMTAセメントについて 神経に近い虫歯の場合
について説明したいと思います。
神経に近い虫歯の場合、または神経まで虫歯が到達してしまった
虫歯の治療時に虫歯に感染した歯を削って治すのですが、神経に近い
場合に削った面を保護する素材を入れます。その素材がしっかりして
いないと漏洩し痛みを伴うことがあります。
そのような場合に適するのがMTAセメントで、ケイ酸三カルシウム、
ケイ酸二カルシウム、酸化ビスマス、石膏などが主成分でできています。
MTAセメントは強アルカリ性(PH12)で、強い殺菌作用をもち、
口腔内のように水分の多い状態でも硬化する性質を持っています。
ただMTAセメントは自費診療で行なっております(MTAセメント処置
33,000円(被せ物の費用は別にかかります) 費用はR8年4月時点です)。
またMTAセメントを用いても冷たいものや熱いものに痛いという
神経の症状が出ることもあり、その場合は神経を
取る治療が必要となります。しかし非常に成功率は高い処置です。

画像では下の飛び出た部分が神経で上の部分が虫歯で
非常に神経に近い虫歯となります。冷たいものや熱いものに
それほどしみず、また打診痛といって叩いても痛くない
のでMTAセメントの適応となり、MTAセメント療法を
行いました。

MTAセメントは必ずラバーダムというゴムを装着し
唾液が浸潤しないようにします。

MTAセメントを詰めたところです。

レントゲンではきれいにMTAセメントが埋まって
います。

仮のセメントで少し経過を見ます。
このようにMTAセメントは本来神経を取らないと
いけなかった歯を神経を保存するのに効果を
発揮でき得るセメントとなります。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。














