こんにちは!副院長の奥井です。
今日は自分の歯で噛む大切さについて考えていきたいと思います。
「歯で噛む」という行為は実は脳にとても大事なことと言われています。
歯で噛む行為は、脳へ血液を送り込む強力なポンプの役割を果たしているからです。
歯で噛めば噛むほど脳に血液が送り込まれ、常に刺激を受けて脳が活性化されるのです。
日本では世界でも有数の長寿国ですが、歯の健康状態については大きな課題があります。
80歳以上で残っている歯の本数の平均は
・スウェーデン 20本
・アメリカ 17本
・日本 12本

予防歯科が進んでいるスウェーデンと比べ、日本は半分のほどの数しか残っていないのです。
日本では「歳をとると歯が抜けるのは当たり前」と考えられがちですが、
実際には予防をしっかりしていれば、多くの歯を残すことは可能なのです。
歯を失う最大の原因は、むし歯ではなく歯周病です。
歯周病は、歯周病菌の感染によって引き起こされる口の中の「炎症」です。
日本人の成人の多くが歯周病を患っています。
その発症率は35歳前後から上がり始め40代になるころには8割の人が何らかのかたちで歯周病を発症しています。
若いうちは免疫力が高いため、軽い炎症が起きても自然に治ることがありますが、
35歳を過ぎて免疫力が低下し始めると、修復スピードが追いつかずに歯周病が進行しやすくなります。
歯周病は自然には治りません。
この30代半ばという年代こそ、これまでの歯のケアを見直すターニングポイントなのです。
スウェーデンでは、成人の80~90%が年2回以上の定期検診を受けているというデータがあります。
この高い受診率が80歳時点での高い残存歯数を維持する要因の一つなのです。
日本では定期メインテナンス受診率は20~30%と低く、
歯科受診は「治療目的」が主流で、「予防目的」の定期検診を受ける人は少ないという特徴があります。
そのため、むし歯や歯周病が進行しやすく、結果として高齢期に歯を失うリスクが高まってしまいます。
一生自分の歯で噛むために是非定期検診を受診しましょう!!















