今回は親知らずが生えてきてお口が開けられない場合 歯肉弁切除について
説明したいと思います。
現代人は顎が小さくなってきており親知らずの生えるスペースがなくなって
きております。そのため埋伏智歯と言って親知らずが顎の骨の中に埋まって
いることも多いです。
親知らずの方向は真っ直ぐに生えているのだけれど、顎の骨とぶつかって
生えられない場合も結構多く、その場合歯茎に菌が入って腫れてしまい
お口が開けれなくなることがあります。
その場合、当院ではレーザーを用いて歯肉を少しだけ切開しお口を
開けやすくする「歯肉弁切除」を行なっております。
レントゲンのように点線部の骨にぶつかり歯が生えられない
場合、疲労などで免疫力が落ちると歯茎の中の菌が増殖し
炎症を起こしてお口を開けづらくします。
親知らずの後ろに歯茎が被っています。
お口も十分に開けられません。
この場合、麻酔下でレーザーを用いて少しだけ
切開をします。
術直後の状態です。
一週間後の状態です。かなりお口が開けられるように
なっています。
しかし切開を加えただけなのでまた歯肉はくっつき
やすいですので、根本的な解決は抜歯になります
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。