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理事長BLOG

根の治療中の仮止めについて

2025年8月14日
お盆休みの歯科医院が多いことと思います。
今回はよくご質問を受けますと根の治療中の仮止めが外れた
場合について説明したいと思います。

根の治療中の場合、毎回治療の終了時に仮封(かふう)といい
仮止めをします。仮止めの素材はセメントを用いることがほとんど
なのですが、水硬性セメントを用いている医院が多いと思います。
この水硬性セメントですが素材は石膏でできており、水と反応して
徐々に硬くなってきます。次回の治療開始時には超音波の機械で
簡単に外せますので、非常に利便性の高い材料になります。
しかし硬化までは食事を避けないと表面がすり減ってきます。
硬化時間はおよそ30分から1時間です。

そこでよく受ける問合せですが「仮止めが取れた」
という問い合わせをよく受けます。
このすり減っているのを舌で触って取れたと感じられる
患者様が多いです。


画像の点線部分がすり減った部分になります。
しかしこの程度ならばそのままで大丈夫です。
中に薬液を浸した綿が入っており、綿も取れてしまったら
仮止めをし直してもらった方がいいでしょう。
お盆休み中に起こり得やすいことで参考になればと
思います。

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。

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