今回は分割コアについて説明したいと思います。
コアとは神経を取った歯に対し土台として入れる心棒のことを
指します。またコアでも根管(根っこの管)に差し込む棒状の部分を
ポストと呼びます。
前歯は根が1本ですのでポストも1本となりますが、上の大臼歯になりますと
根が3本ありますのでポストも3本立てることがあります。
その場合それぞれが平行ならいいのですが、そうでない場合は分割コアと
なります。
画像は分割がしてあります。
分割コアを差し込んだ状態です。方向が2方向になり
専門的な話になりますが、コアの作製はまずワックスいわゆる
ろうで作ってからろうを溶かして金属を流し込む製法ですので
ろうで作ることが困難になります。よって分割で作製することに
なります。
模型に戻した状態です。
やはり大臼歯は場合によっては分割コアで行った方
が良い場合も多いです。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。