こんにちは、保育士の高梨です。
前回に引き続き、子どもの免疫力について書いてい
きます。今回は、どういったことで免疫力を下げてし
まうかを書いていきます。
《免疫力を下げてしまう行動とは?》
☆食べすぎに注意しよう!
食べ過ぎは肥満や病気の原因になります。‘’腹八分
目‘’と言いますね。食べすぎてしまうと、脂肪やたんぱ
く質を必要以上にとり込んでしまうと、子どもでも生
活習慣病の原因になってしまいます。
生活習慣病とは、健康的と言えない生活習慣が関係
している病気のことです。それを続けていると糖尿病
脂質異常症・高血圧・高尿酸血症・心筋梗塞・狭心症
がん・歯周病などがあり、多くは自覚症状がないまま
病気が進行していきます。
人間の生理現象には1日の中で、日内リズムがあり
ます。そのリズムを作るのが食事です。朝食を抜いて
1日2食にしてしまうとリズムが崩れてしまいます。
朝起きて、頭がボーッとしているのは、脳の血糖値
が下がっています。朝食で、ご飯やパンなどの炭水化
物を摂ると脳にブドウ糖がとどき、体が目覚め、エン
ジンがかかります。朝食を抜いてしまうと、集中力が
なくなって、エンジンがかかりません。
成長期のお子さんにとって1日3回、バランスの摂
れた食事で適量にとることは大切です。
《食事中のテレビは消そう!》
テレビを見ながらの食事は、噛む回数が減り、消化
不良を起こし、胃腸への負担が増え、免疫力が低下し
ます。
☆噛むことで、脳を活性化!
噛むという動作は、食べ物を細かく砕いて唾液と混
ぜ合わせ、消化しやすくするために行います。でもそ
れだけではなく、ものを噛むことによって脳を活性化
させるということも明らかになっています。
☆食べ物をよく噛むとどういうメリットがあるの?
①脳の活性化
あるホルモンが十二指腸から分泌され、脳の海馬
(大脳辺縁系の一部で、記憶をつかさどる脳の部位)
に働きかけることで、脳が活性化されます。
②食べ過ぎの防止
噛まずに早食いすると脳の満腹中枢に信号が送られ
る前に、次から次へと食べてしまうので、食べ過ぎて
肥満を引き起こす原因になります。
小さいお子さんは、柔らかく、食べやすい大きさの
食材にしてしまいがちですが、よく噛んで食べてもら
う食材もメニューに加えると良いです。
参考文献 PHP研究所
『子どもの免疫力を高める方法』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。