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理事長BLOG

咬合圧印象 入れ歯の特殊な型取り方法について

2024年10月27日
院長の奥井です。
今回は咬合圧印象 入れ歯の特殊な型取り方法について
説明したいと思います。

入れ歯を作るときはトレーという受け皿に印象材という粘土のような
素材を入れて型取りをします。
しかし総入れ歯の場合、咬合圧印象という特殊な型取り方法がありますので、
それをご紹介致します。


総入れ歯の方のお口の中です。
一本も歯がない状態です。
この場合、噛み合わせの場所をどこに持っていけば
いいのかが大変難しくなります。
なぜなら歯がないのでどこで噛んでいるかわからない
からです。


これが咬合圧印象になります。
古い入れ歯の高さがおかしくなければ、その入れ歯を
受け皿にし入れ歯の内面に印象材を注入し型を取ります。


型取りを終え外したところです。
噛んで型を採ってますので粘膜も押され
正常な状態を記録できます。


これを咬合器という開閉ができるあごの動きを
再現した模型につけます。


これで上下のあごの距離や左右の位置も再現できます。
画像はろう義歯といいろうに歯が並べてあり
完成の一歩手前です。

このように咬合圧印象は粘膜の状態や噛み合わせの位置を
再現できる良い方法ですが、使っている入れ歯があまりに
合っていない場合などできない場合もあります。

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