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理事長BLOG

残根(ざんこん)埋まっている根っこの抜歯について

2024年7月7日
院長の奥井です。
今回は残根(ざんこん)埋まっている根っこの抜歯について
説明したいと思います。

残根(ざんこん)とは虫歯が進行し歯が虫歯菌によって溶け、根っこだけに
なってしまった状態です。
また時々遭遇しますのは抜歯を行った時に根っこが折れてしまい、根っこだけ
残ってしまうこともあります。
その場合は周りの歯茎が覆ってきて完全に歯茎の中に入って見えなくなる
場合が多く、レントゲンを撮影して見つかることが多いです。


レントゲンの画像ですが青点部分に残根があります。
親知らずの場所になりますが、親知らずを抜歯したときに
根っこが残ったものと思われます。
そのままでも何も起きないかも知れませんが、この残根が感染を
起こした場合、隣の歯のその隣に歯がありませんのでブリッジを
被せる予定ですので、抜歯する場合にブリッジが邪魔になって
しまいます。
よって先にこの残根を抜歯することになりました。


歯茎を切開して残根を抜歯します。


縫合が終わった状態です。


レントゲンで残根がなくなったことがわかります。

このように残根の抜歯の場合は切開しないといけない場合が
多々あります。
しかし残根をそのままにしておきますと感染を起こしたときに
面倒になりますので、できることなら抜歯することをお勧め
致します。

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