こんにちは、保育士の高梨です。
最近、ニュースでよく麻疹について聞きます。ウイ
ルス感染症のなかでも症状が重いとされています。
《麻疹とはどんな病気?》
麻疹ウイルスは非常に感染力が強く、免疫がないと
ほぼ100%感染・発症します。合併症により、先進
国でも約1000人に一人の割合で死亡する可能性が
あり、特に注意が必要な病気です。
《症状は?》
潜伏期間は、10日~12日で、高熱と鼻水、咳、
目やに、目の充血が見られ、症状が強くなっていきま
す。3~4日後、一時的に熱が下がります。この時か
ら口の中に白い斑点が現れ、これが麻疹診断の決め手
となります。再び熱が上がると同時に顔と体に赤い発
疹が出て体中に広がります。発疹が出て4~5日経っ
てようやく解熱し始めます。
発疹は、色素沈着しながら1~2週間で消えます。
1度感染すると二度とかかることはありません。
《治療とケア》
※麻疹の予防接種(MRワクチン)があるので二回受け
ておきましょう。
ウイルス性の病気なので特効薬はなく、安静にして
熱や咳などを軽くする対症療法薬を服用しながら経過
を見守ります。麻疹は、気管支炎、肺炎などの合併症
を起こすこともあります。
《その他の感染症が流行る時期を知っておこう!》
☆インフルエンザ 12月~3月
☆RSウイルス感染症 9月~3月
☆手足口病 6月~9月
☆ヘルパンギーナ 7~9月
☆プール熱 7~9月
☆溶連菌感染症 12月~6月
☆ロタウイルス感染症 1月~5月
☆ノロウイルス感染症 11月~2月
《冬の方が病気になりやすいの?》
いいえ、インフルエンザや風邪などの大人の感染症
と言えば冬のイメージですが、子どもには、3大夏風
邪(手足口病、プール熱、ヘルパンギーナ)があります。
最近では夏風邪にかかる子どもが増えてきています。
今流行っている病気はニュースなどでチェックしま
しょう!
参考文献 マガジンハウス
『子どもの病気そんなときどうする?SOS』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。