早いものでもう2月ですね。
院長の奥井です。
今回はアクチバトール 矯正装置について説明したいと思います。
矯正装置の種類はたくさんありますが、大きく分けますと
お口の中に入れて使う「顎内(がくない)装置」と
お口の外に装置の一部をつける「顎外(がくがい)装置」
そして歯に直接セメントなどでつける「固定式装置」と
取り外しができる「可撤(かてつ)式装置」とあります。
よく見られることもあるお口の中にワイヤーが入った装置は固定式装置になります。
また小児などで歯列を拡大する入れ歯のような拡大床(かくだいしょう)装置などは
可撤式装置になります。
今回のアクチバトールは可撤式装置になります。
アクチバトールは顎機能矯正装置ともいい、はめることで上顎前突(いわゆるでっぱ)
の場合、下顎を前方に誘導させる機能があります。
画像がアクチバトールです。
お口の中に入れて歯型に合わせると下の歯が前方に
誘導されるものです。
元々下の前歯を突き出させた記録をとって作るものです。
このような噛み合わせを「構成咬合」と言います。
右がはめる前の状態で下の歯が隠れています。アクチバトールを装着すると下の前歯が
見えます。
アクチバトールは主に就寝時に使用しますが1日に10時間以上の使用をしないと
効果が出ません。
顎の機能を活かして作用させる装置の一つになります。