こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、乳幼児の目や耳の主な病気について書いて
いきます。
赤ちゃんは大人と違って未熟なのですぐ風邪を引い
たりして弱いですね。目や耳もすぐトラブルが起きて
しまいます。
《結膜炎》
病気のサインは、
①アレルギー性は目のかゆみと涙
②ウイルス性は多量の涙と目の充血、まぶたが腫れ上
がる。発熱することもある。
③流行性は起床時に大量の目やに
④細菌性は、大量の黄色っぽい目やに
目とまぶたの裏側をおおっている結膜部分の炎症で
す。乳児に多いのは細菌性ですが、他にもウイルスや
アレルギーなども原因です。
早めに眼科で受診しましょう。
★治療とホームケア
細菌性には抗生物質の点眼薬を処方してもらいます
こべりついた目やにには、お湯で濡らした清潔なガー
ゼで拭きます。
《急性中耳炎》
病気のサインは、
①頭を振ったり、耳をしきりに触る
②黄色い耳垂れが出る
③夜泣きをする、ミルクの飲みが悪い、熱が出る
生後6カ月~5歳ぐらいまでに多くかかります。
風邪を引いたときから中耳炎になってしまう場合が多
いです。鼓膜の内側にある鼻と耳をつなぐ耳管が赤ち
ゃんは太くて短く、鼻やのどのウイルスや細菌が咳な
どによって中耳まで入り込みやすいのが原因です。
★治療とホームケア
抗生物質で炎症が治まります。自己判断で薬をやめ
ると、滲出性中耳炎に移行したり、慢性化する原因に
なるので、薬は最後まで飲み切りましょう。
《滲出性中耳炎》
病気のサインは、
①聞こえが悪くなる
②痛みやつらさはなく、なんとなく不快
③テレビの音を大きくしたがる
乳幼児から学童期にかけてかかりやすい病気で、の
どや耳の炎症が原因でその後になりやすく、一度かか
るとクセになって再発しやすいです。急性中耳炎の慢
性化や鼻のかみすぎもなります。早めに耳鼻科で受診
しましょう。
★治療とホームケ
基本は、抗生物質や抗炎症剤を使ったお薬が処方さ
れます。早めの受診でお薬をしっかり飲みましょう。
参考文献 株式会社学研プラス
『らくらくあんしん育児』
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16時半まで保育士がおります。
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