院長の奥井です。
今回は染め出し液による診査について説明したいと思います。
夏休みになりお家での時間が増えお菓子などを食べる時間が
増えていないでしょうか。
食べたら歯磨きをせめてうがいをしていただけたらと思います。
健診などでよく見かけますが前歯にプラーク(歯垢)が多く
ついている事です。プラークは食べかすではなく細菌の塊ですので
ついたままですとやがて細菌が産生した酸でエナメル質が溶け
虫歯になっていきます。
この場合は上の前歯にかなりプラークが付着(ふちゃく)して
います。
思考が染まる液で染めてみますとかなり染まります。
この染め出し液は新しい汚れは赤く染まり、古い汚れは
青色に染まります。
染め出し液はどこに汚れがついているかわかり
患者様のモチベーションにはとても良い材料です。
原料は食料色素になります。
歯ブラシをしっかりと当てて横方向に動かします。
ブラッシング法も様々なテクニックがありますが、
小児患者様の場合、まず歯ブラシを歯の面にしっかりと
当てて動かす事です。
少し磨いただけでプラークがある程度落とせました。
このような場合、奥歯に虫歯があることが多く
青点の部分や矢印部分が虫歯です。
前にも述べましたらお菓子など食べたらすぐに歯磨きを
するかせめてうがいや、またお茶などを飲んでり
キシリトールガムを噛むことをお勧め致します。
ただしお茶でも糖分を含むものは虫歯になりますので
注意が必要です。