こんにちは、保育士の高梨です。
今回も子どもの食事の栄養について書いていきます
前回は、①たんぱく質と②カルシウムでしたが、今回
は③DHA・④鉄・⑤発酵食品です。これらの5つを意
識して摂取することが大切になってきます。
③DHA
脳をつくります。さば、さんま、ぶり、鮭、しらす
干しなど
魚だけが全ての人の脳にDHAを供給できます。魚を
食べると頭が良くなるというのはホントです。DHA
(ドコサヘキサエン酸)は、魚の脂に多く含まれる必須
脂肪酸です。DHAは、脳の神経細胞の主な成分とな
って、神経伝達をスムーズに行い、記憶や学習などの
脳の働きを高めてくれます。
ツナ缶や鯖缶、ちりめんじゃこなど日もちするもの
でもDHAは含まれています。毎日少しでもプラスし
たいものです。
※妊婦さんや乳幼児の場合、魚に含まれるメチル水銀
は体内蓄積が心配されます。大きな魚(まぐろ、かじ
き、キンメダイなど)は、水銀濃度が高いです。なの
で、小さな魚(さんま、いわし、さば、鮭など)がお
ススメです。
④鉄
血液をつくります。牛もも赤身肉、豚ひれ肉、まぐ
ろ、あさり、卵など
全身の細胞に酸素を送り届ける重要な役割をします
鉄分が不足するとヘモグロビンがうまくつくれなく
なり、酸素をうまく運べなくなってしまいます。
また、不足により、「疲れやすい」「だるい」「集
中力がない」などの症状があり、背景に貧血がある可
能性もあります。
離乳食で鉄をきちんととっていなかった場合、「鉄
欠乏性貧血」になるケースが多いです。
よく泣く、落ち着きがない、言語能力や認知能力が
低いなどの発達の遅れは、鉄欠乏の可能性があるので
すが、それに気づかないまま大きくなることもありま
す。
☆赤身の肉や魚などのヘム鉄(動物性食品)を意識して
とることが大切です。
☆ヘム鉄が多い食品
かつお、まぐろ、レバー、豚ひれ肉、牛もも赤身肉
ヘム鉄は、体への吸収率が高く、タンニンの影響を
受けません。
★非ヘム鉄
ひじき、ほうれん草、納豆、豆腐、プルーンなど
食後の30分以内にタンニンを多く含むコーヒー、
紅茶などを飲むと非ヘム鉄の吸収が阻害される可能
性があります。
⑤発酵食品
腸を整えます。納豆、みそ、ヨーグルト、キムチ、
漬け物など
腸内環境をよくすることは、免疫力を高めて感染症
や病気を防いだり、肥満になりにくい体質に変えてく
れます。
できるだけ多種多様な菌を増やす方が腸内環境がよ
くなり、獲得菌も多い方が良いそうです。
☆乳酸菌など、体に有効な菌が含まれる発酵食品を1
日1つは食べましょう。
善玉菌のエサになるのは炭水化物です。主食を抜か
ないようにしましょう。
参考文献 主婦の友社
『成功する子は食べ物が9割』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。