こんにちは、保育士の高梨です。

　今回は、赤ちゃんの歯みがきの仕方などを書いてい
きます。

　下の真ん中の歯が２本、顔を出し始めたら歯みがき
習慣のスタートです。

　乳歯は永久歯に生えかわるまでの期間限定の歯です
が、では虫歯になってもいいかな？と思われがちです
　でも、そういう訳ではありません。乳歯が虫歯にな
てしまうと、口の中に虫歯の原因になる菌が増えて永
久歯まで虫歯になってしまうおそれもあります。

　乳歯が虫歯になると痛くて反対の奥歯ばかりを使っ
てしまったり、良く噛まないですぐ飲み込んでしまう
と顎の発達も成長しなく、歯並びや噛み合わせの影響
も出てきます。早めに乳歯が抜けてしまうと正しい位
置に永久歯が生えないこともあります。

　将来の健康や顔立ちに大きく影響してしまうので、
歯が生えてきたら歯みがきを習慣にしてくださいね。





《歯みがきのステップ》

☆歯が１～２本のころ(６カ月頃)

　①授乳姿勢で歯みがきは怖くないように楽しみなが
　　らすることがポイントとなります。

　②赤ちゃん用歯ブラシとママ用歯ブラシを用意しま
　　す。

　③赤ちゃん用歯ブラシはゴムのような柔らかい素材
　　の物にします。

　④短時間で終わらせるため、歯ブラシの毛先を前歯
　　に被せてくるりと回せば裏も表もササっときれい
　　に。１本につき３秒、２本なら６秒で完了します

☆上の歯が生えたら(１０カ月～１歳の頃)

　①歯ブラシが歯に対して直角に当たるようにします

　②毛先を優しく震わせながららせんを描くように磨
　きます。

　③歯ブラシは鉛筆のように軽く握り、上の歯は上唇
　　を指で押さえ保護しながら磨きます。
　　下の歯は小指と薬指を赤ちゃんの頬から顎に固定
　　させて磨きます。

☆歯の本数が増えたら(１歳半頃から)

　①子どもの頭をママの太ももにのせ、歯医者さんの
　　角度で磨いてあげましょう。

　②ブクブクぺーが出来るようになったら、歯磨き粉
　　が使えるようになります。フッ素が入っている歯
　　磨き粉を使いましょう。

　③奥歯は磨きにくいので歯ブラシを直角に当てて、
　　全ての面をしっかり磨きましょう。

　④歯ブラシのコツはあちこち動かさず、右下の奥歯
　　の表側からスタートして左の奥歯まできたら裏側
　　へ、次に上の歯の表側を磨いて裏側へ、とルート
　　を決めて磨いていくと磨き残しがありません。


※イヤイヤ期もある時期がありますが、歯みがきが大
　切なことをお話したり、絵本を見せてあげると効果
　があります。

参考文献　主婦の友社
　　　　　『はじめてママ＆パパのしつけと育脳』

☆当医院では毎週火曜日金曜日９時から
　　　　　　　１６時半まで保育士がおります。　　
　お子様が０歳からお預かりさせて頂きますので
　　　　　　　　　ご予約お待ちしております。