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理事長BLOG

矯正の後戻り防止装置を装着しなくても後戻りしない場合について

2023年3月9日
院長の奥井です。
今回は矯正の後戻り防止装置を装着しなくても後戻りしない場合について
説明したいと思います。

矯正ですが必ず「後戻り」という問題はついて回ります。
せっかく矯正で歯並びを改善しても後戻りを起こすと非常に
残園です。
それもあり矯正終了後は後戻り防止装置の装着が必要になります。
後戻り防止の装置や後戻りを防ぐための事を「保定(ほてい)」
と言います。
保定の期間は治療期間とほぼ同程度の時間と言われています。
ワイヤーを装着する治療の平均が2年ですので2年といった
ところでしょうか。
歯に接着剤で留めるタイプの装置ですといいのですが、
取り外しの装置の場合、患者様の装着時間に委ねないといけない
部分がございます。装着はほぼ1日中が理想ですが、やはり最初から
装着する時間が短いですと後戻りの可能性が高まります。


画像の場合ですが八重歯もあり、また円部分は
前後反対に噛んでいるため矯正開始となりました。


装置を装着した状態です。


上は2本抜歯をしています。


下は重なりがひどくないため抜歯していません。


2年ほどかけ終了となりました。


上は通常取り外しの保定装置となりますが、
噛み合わせが浅く下の歯とぶつからないため
ワイヤーを接着剤で留めました。しかし噛んでいく
うちに何度か外れてしまいました。


下もワイヤーで留めています。


しかし約4年経過し上は何も装置をつけていない状態ですが
後戻りはしていません。


上の状態です。
多分噛み合わせのバランスがよく後戻りを起こして
いないのかも知れません。
しかし下は親知らずが埋まっていますので親知らずが
推して前歯がガタガタし出すことがよくありますので
注意が必要です。

全てがこの様にうまく行くことはありませんので
やはり後戻り防止装置はしっかりと装着されることを
お勧め致します。

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