院長の奥井です。
今回は乳歯の入れ歯 乳歯義歯(にゅうしぎし)について説明したいと思います。
外傷や、虫歯、また原因不明の乳歯の根の吸収により早期に乳歯を
失う場合があります。まだ奥歯ですと両隣の歯が倒れ込んだりしないように
保隙(ほげき)装置を装着することがあります。
https://okui-dc.jp/2022/05/26/乳歯が早く抜けてしまった場合%E3%80%80保隙(ほげき)/
しかし前歯の場合、見た目の問題やまた保隙装置を装着することができず
乳歯義歯を装着する事になります。
画像ですが左から2本目の乳歯の中が黒くなっています。
原因は不明ですが、乳歯の吸収が早く始まっています。
低フォスファターゼ症という疾患があります。
アルカリホスファターゼという酵素の異常により骨の石灰化が障害され、
骨が弱くなる病気で乳歯が早く抜けてしまう患者さんもいます。
全てが低フォスファターゼ症ではありませんが注意が必要です。
まだ永久歯が生える気配がないのにどんどん乳歯が抜けてしまいました。
下の乳歯がありません。
これが乳歯義歯です。
違和感などは確かにあります。しかし噛むことは
ある程度回復できると思います。
しかし乳歯義歯は生え変わりなども頻繁な調整が
必要です。
お気軽にご相談下さい。