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理事長BLOG

部分的な白い被せ物の種類について インレー アンレーとは

2022年12月18日

院長の奥井です。今回は部分的な白い被せ物の種類について インレー アンレーについて説明したいと思います。

まず部分的な被せ物にはインレー アンレーとあります。
インレーとはinlay と書きはめ込むという言葉から来ていますように虫歯を削って部分的に被せる事をいいます。
それに対してアンレーはonlay と書き、咬頭(こうとう)という歯の尖っている部分まで被せるものです。
また歯を全周に渡り削ってすっぽり被せるものをクラウン crownといいます。


画像は左右に銀歯が入っています。
また右の銀歯の上の白い詰め物は変色し劣化しています。
銀歯は銀だけでなく亜鉛、錫、銅などを含みアレルギーの元に
なる可能性があり、また歯と接着しませんのでセメントを介して
つけるのですが、年々噛み合わせなどによりセメントが破壊され
隙間があり虫歯になるリスクがあります。
そのため、今回は左右とも白い被せ物で治療致しました。


被さった状態です。
向かって左はジルコニアクラウン 右は
ジルコニアアンレーとセラミックインレーです。


上がジルコニアアンレー 下がセラミックインレーです。

色調的にはセラミックが優れていますが、セラミックは
大臼歯という奥に2本あります大きな歯の場合、状況に
よっては割れてしまうこともあります。大臼歯の手前の
小臼歯は大臼歯ほど噛む力が加わりませんので、セラミック
インレーとしました。
また大臼歯は咬合面(こうごうめん)という歯の尖った部分を
含む面ごと被せるジルコニアアンレーとしました。
もちろんセラミックでもアンレーは作ることはできますが、
割れる可能性からジルコニアの方が強度が強いので、ジルコニアと
しました。


青線が被さっている部分です。
被さっていることがほぼわからないと思います。

ただし全ての場合に適応できるわけではありません。
ジルコニアアンレーでも割れる方やまたセラミックアンレーでも
割れない方もみえます。
ご相談されることをお勧めいたします。

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