こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、食中毒の予防法について書いていきます。
暑い季節になってきましたね。
ところで、食中毒とは、一般に、飲食物をとったこ
とが原因で起こる急性胃腸炎症状のことをいいます。
食中毒は、細菌性、ウイルス性、化学性、自然毒性が
あります。これらのうちの9割以上を占めるのが細菌
性食中毒です。
私たちが食べている食品にも千~1万個もの細菌が
付着しているといわれます。しかし、多くの菌は食中
毒を起こしません。有害な細菌『カンピロバクター、
サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌
(o157)、黄色ブドウ球菌』などがあります。
☆食中毒を①つけない②増やさない③殺す
ことがポイント
予防の基本は手洗いをしっかりすることから始まり
ます。調理前は勿論の事、生ものを扱うたびに手を洗
うことが大切になります。
まな板、ふきん、包丁、スポンジも洗剤でよく洗い
よくすすぎ、熱湯消毒し、乾燥させれば、大半の菌が
死滅します。
《調理や食事での食中毒予防対策》のまとめ
☆下準備の前に
①石鹸でしっかり泡立てて、爪の間もきれいに洗いま
しょう。
②冷凍食品を解凍する場合は、常温解凍ではなく、冷
蔵庫の中や電子レンジを使用します。
※冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が倍増するので
危険です!
③まな板、包丁、スポンジ、ふきんを丁寧に洗います
☆調理のときに
①肉、野菜、生で食べる食材の包丁やまな板などの調
理器具は分けて使いましょう
②肉や魚をさばいたら、その都度手をしっかり洗いま
しょう
③しっかり加熱します
(食品の中央の温度が75度で1分以上加熱すること
が目安です)
④電子レンジの場合は加熱ムラに注意!
熱の伝わりにくい物は、時々混ぜたりしましょう
☆食事のときに
①食事の前には手洗いをしましょう
②温かい料理は65度以上
冷たい料理は10度以下で食べましょう
(0157は室温でも15分~20分で2倍に増加します)
☆残った食材は?
①残った食材はきれいなお皿に移します
②加熱し直す時は、沸騰するまで加熱します
③食中毒菌は臭いは分かりません。思い切って捨てて
くださいね
参考文献 成美堂出版
『子どもの栄養と食育がわかる事典』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。