こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、「良い歯」づくりについて、書いていこう
と思います。
①「良い歯」づくりはいつから始めるの?
お腹の中から赤ちゃんは歯を支える顎の成長が始ま
っています。歯の小さな小さな芽(歯胚)が体内の赤ちゃ
んの顎で成長し始めているのです。
乳歯の歯胚は胎生7~10週までには始まり、胎生
4~6カ月には石灰化と呼ばれる歯の固い部分の形成
が始まります。
生まれる前から永久歯の中切歯や側切歯、六歳臼歯
そして犬歯の歯胚までもがお腹の中から形成し始めま
す。なので、生まれる前から「良い歯」づくりは始ま
っています。
②「良い歯」をつくる栄養素は?
★カルシウム源
牛乳、小魚、緑黄色野菜、豆、ゴマなど
★ビタミンC
芽キャベツ、ピーマン、カリフラワー、苺など
★良質なたんぱく質
大豆製品、乳製品、魚、肉など
★ビタミンD
鰹、イワシ、マグロ、干しシイタケなど
★ビタミンA
緑黄色野菜、牛、豚レバー、卵黄、バターなど
③「良い歯」づくりの栄養素はどれぐらい必要なの?
胎児にとってお母さんからの栄養摂取はとても大切
です。カルシウムやその他のミネラルを十分に摂る必
要があります。カルシウムは1日0.3グラム必要です。
これは赤ちゃんに必要な分なのでそれとお母さん分
が必要になってきます。
カルシウムは、煮干し、サクラエビ、ゴマ、海藻、
緑黄色野菜などです。
砂糖は可能な限り控えましょう。砂糖の摂取で、歯
や骨が弱くなります。
胎児期には多量のビタミンD、C、Aなどが必要です
通常の時の2倍を目標に、天日干ししいたけ、緑黄
色野菜を毎食摂るように心掛けましょう。
たんぱく質や脂肪の摂取量は、通常より10グラム
多い程度で十分です。
食品に含まれる化学物質もできるだけ赤ちゃんのた
めに、やめましょう。
☆お腹の中からお母さんは子育てが始まっています!
参考文献 西村書店 『みんなのための家庭の歯学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。