こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、離乳食を始める頃から1歳半までの咀嚼機
能がどれぐらい発達していくのかを書いていこうと思
います。
★5~6カ月頃
☆食べるときの口唇と舌の動き
・口角があまり動かない
・口唇を閉じて飲み込む
・舌の前後運動に顎が連動して運動する
☆口腔機能の発達
・舌を口腔内に留め、上下の唇で食具をとらえはじ
める。
・顎がまだガクガクして不安定だが、顎が発達し、
顎の安定と共に、上手に食具の挟み込んで食ベ物
をとらえることができるようになる。
☆食べ方の目安
・子どもの様子を見ながら1日1さじずつ始める。
・母乳やミルクは飲みたいだけ与える。
★7カ月~8カ月頃
☆食べる時の口唇と舌の動き
・左右の口角が同時に伸縮する。
・数回モグモグして舌で押しつぶしながら、咀嚼
する。
☆口腔機能の発達
・上下の舌の動きが獲得されてくる。
・舌と口蓋で食べ物を押しつぶして食塊形成を行
う。
☆食べ方の目安
・1日2回食
・食品の種類を増やしていく。
★9カ月から11カ月頃
☆食べるとこの口唇と舌の動き
・上下の唇がねじれながら協調する。
・咀嚼側の口角が縮む。
・舌の左右運動(咀嚼運動)
☆口腔機能の発達
・臼歯の咬合面に乗った食べ物を舌と頬で保持して
すりつぶす動きがみられるようになる。
・咀嚼を行っているかは、咀嚼側の口角が引かれて
いる様子からわかる。
☆食べ方の目安
・食事のリズム、生活リズムを整え、家族一緒に楽
しい食事をとる。
★12カ月~18カ月頃
☆口腔機能の発達
・手づかみ食べは、スプーンなどの食具食べの前に
十分にさせる。
・上下の前歯でかじりとって、食べることができる
・親の食具に興味を持ち始めたら、少しずつ使用を
始める。
☆食べ方の目安
・1日3回の食事のリズム、生活リズムを作り、手
づかみ食べから覚えさせ、楽しく食事を取る。
★子どもによって個人差があるので、食べるのが遅く
かったり、食べることができなくても焦らず、食事
は楽しい!と感じさせることが大切です。
参考文献 医歯薬出版株式会社
『診療室からはじめる口腔機能への
アプローチ』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
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