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理事長BLOG

出産前、0歳からの歯を育てよう!①

2021年9月28日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 前回まではざっくりと虫歯予防について書いていき
ましたが、今回からは年齢ごとに詳しく書いていこう
と思います。

 口の中は、どんなに一生懸命にブラッシングしても
虫歯菌を0にすることはできません。口の中の菌が、
赤ちゃんのお口に移ってしまう「母子感染」は、防ぐ
ことが難しいです。
 妊娠が分かったら、出産前にきちんと歯科で虫歯や
歯周病を治療し、口腔ケアをする必要があります。
 歯周病は早産や低体重児のリスクもあると言われて
います。妊娠中は、エストロゲンという女性ホルモン
が増えますが、その作用で歯周病の原因菌が増殖しま
す。更にプロゲステロンというホルモンが急増し、そ
れが炎症の元を刺激して、歯肉炎も悪化させやすい環
境になります。その危険性は喫煙やアルコールより高
く、歯周病のある妊婦さんはそうでない妊婦さんに比
べて、早産が2.27倍、低体重児出産が4.03倍
も多いという調査もあります。
 出産前も歯科の定期検診を受けましょうね!

★0歳からの歯並び予防

 おっぱいを飲むときの唇と舌の動きが大事で、赤ち
ゃんの顎、とくに上顎に物理的な運動刺激を与えるも
のは哺乳です。顎が大きければ歯並びは良くなります
 赤ちゃんがおっぱいを飲む行為こそ、顎の骨、とく
に上顎の骨を発達させる刺激になります。乳首に吸い
つくとき、赤ちゃんの唇や舌の自然な筋トレになりま
す。

★赤ちゃんの顎の成長、ポイントは舌の位置

 おっぱいを飲むときに舌の位置が大切になってきま
す。舌の位置が低い状態(低位舌)の赤ちゃんは飲むと
き、舌で下の前歯を裏側から押しながら行っています
 正しい授乳の仕方は、両手できちんと赤ちゃんを抱
き寄せて、乳首を唇にしっかりつけ、お口の奥まで深
くくわえさせます。それによって赤ちゃんは、口全体
の力を使うことができます。スマホを見ながらや何か
しながらの‘’ながら授乳‘’は口内全体で強く吸うことが
できません。低位舌になってしまうと、上顎がうまく
成長しなくなり、歯並びや噛み合わせが悪くなってし
まったり、滑舌が悪く(舌足らず)なったりします。

★哺乳瓶の乳首は成長に合ったものを選びましょう

 今の哺乳瓶は赤ちゃんがしっかり唇と舌を使って飲
めるように考えた設計になっています。月齢にあった
乳首を買いましょう。授乳は歯育てのために大切な時
期です。乳首は長く使うと劣化するのでこまめに交換
しましょう。

参考文献 現代書林 『0歳からの歯育』

おっぱいを飲む 赤ちゃん イラスト無料 に対する画像結果

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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