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理事長BLOG

①授乳期 舌の動き

2020年12月15日

   こんにちは、保育士の高梨です。
今回は舌の動き《噛む》を育むというテーマで書いて
いこうと思います。

    授乳の姿勢はとても大切です。

授乳の姿勢と赤ちゃんの吸いつき方こそが「噛む」を
育む土台になります。

 授乳時は、乳首に対して直角に乳輪の部分までふく
ませます。さらに乳首が哺乳高まで届くように深くし
っかりとくわえさせ、赤ちゃんの体全体を安定させる
ために母親の体に沿わせます。

 哺乳瓶でミルクを飲ませる時も母乳と同じような姿
勢を取ることが大切です。

 赤ちゃんはこのような姿勢を取ることで、母乳やミ
ルクに集中できるので、舌のぜんどうよう運動(舌尖
から咽頭蓋に向けて、舌根部から舌全体が前後に波打
つ運動)がリズミカルに行われます。授乳期から舌を
動かすことは、離乳食を開始してからの咀嚼力に関係
するそうです。

 咀嚼は歯や舌や顎、口の周囲の筋肉が連携して行わ
れます。正しい噛み方は、奥歯を使ってすりつぶすよ
うに噛む《グラインディング》というものです。この
噛み方は顎や舌が前後・上下・左右・旋回とあらゆる
動きをすることが求められます。

 特に重要な筋肉は咬筋や側頭筋で、奥歯で噛みしめ
る時に使われます。これらの筋肉が動いていないと、
うまく噛みしめていないということです。

 出産直後に産院から「赤ちゃんが泣いたら授乳しま
しょう」と言われることが多いようですが、2か月頃
から授乳を行う時間を調節しながら、徐々に生活リズ
ムを作ると良いです。
 
 赤ちゃんは泣き声で要求を伝えます。ママは日頃か
ら赤ちゃんの様子をしっかり観察しましょう。
 お腹が空いた!眠い!またはおむつを替えて欲しい
!といった要求が合った対応をすると心が穏やかに育
つそうです。

 また授乳の正しい姿勢を取ることから噛むことに繋
がり、歯列不正や虫歯の予防になります。

  参考文献 横井茂夫
「口腔機能の発達からみた哺乳・離乳・嚥下」

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   16時半まで保育士がおります。   
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