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理事長BLOG

周術期歯科治療

2018年2月2日
昨日は名古屋市歯科医師会の病診連携運営協議会に出席して来ました。名古屋市の病院の病診連携担当者の方々と地区の歯科医師会の役員の方々と協議するというものです。

全身麻酔による手術では、口から気管チューブを挿入します。口腔内には1gの歯垢に1億という非常に多くの細菌がおり、気管チューブを挿入することで口腔内の細菌を肺に押し込めてしまうことで肺炎や気管支炎といったリスクが生じます。また、動揺している歯がチューブなどに当たり、飲み込んでしまったり気管内に入ってしまう可能性があります。

また、がんによる化学療法や放射線療法、骨髄移植では口内炎が副作用として出現します。そこで、これらの治療前にも口腔ケアを行うことで口内炎の発生頻度をおさえることができます。この様に周術期の口腔ケアはとても重要です。
自院に来院される患者さんに真摯に向き合うだけでなく、周術期の患者さんも積極的に受け入れてお手伝いする事が必要と大変勉強になりました。

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