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理事長BLOG

含歯性嚢胞について

2024年10月10日
院長の奥井です。
今回は含歯性嚢胞について説明したいと思います。

含歯性嚢胞とは親知らず等の骨に埋まっている歯の成分が袋状になったものを呼びます。
多くは無症状で虫歯や歯周病の治療でレントゲンを撮影した時に偶然発見されることが
多いのです。しかし放置すると徐々に大きくなり、顎の骨を溶かしてゆくので摘出が必要です。
治療法は原因となっている歯の抜歯と嚢胞の摘出になります。
また開窓と言って抜いたあとを開いて治癒を図る処置も行います。


画像は含歯性嚢胞になりますが肉眼的にはわかりません。


しかしレントゲンを撮影しますと青矢印の部分に嚢胞が認められます。


抜歯と嚢胞の摘出を行います。


摘出後の空洞です。


摘出された歯と嚢胞です。青矢印が嚢胞です。


縫合を終えたところです。


1週間後です。綺麗に治っています。


レントゲンでも歯が完全に抜歯されていることが
わかります。

含歯性嚢胞は口腔外科処置になりますので処置を行わない歯科医院も
多いと思います。当院でも大きさによっては口腔外科に紹介させて
いただく場合があります。
レントゲンでこのような空洞が見つかった場合、ご相談されることを
お勧め致します。

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