こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、幼児期で病気になった時の食事について書
いていきます。
《熱がある時の食事はどうしたら良いの?》
①機嫌がよく食欲がある時
元気そうであれば、おかゆやうどんなどがおすすめ
です。元気に見えても熱がある時は胃腸の機能が弱ま
っています。食べたとしても嘔吐してしまう可能性が
あるので消化の良いものにしましょう。
②熱が高く食欲がない時
無理に食べさせないで脱水症状を起こさないように
水分補給をこまめにすることが大切です。またアイス
クリームや冷たいゼリー、シャーベットやイオン飲料
塩分のあるスープも良いです。
③熱が下がってきたら
豆腐や果物などのたんぱく質やビタミンを含む食材
を少しずつ増やします。
《吐き気がある時》
①繰り返して吐いてしまう時
吐き気がおさまるまで水分や食事を控えます。
②吐き気がおさまった時
最初は一さじから水分補給を始めます。経口補水液
や麦茶、イオン飲料がおすすめです。
※牛乳や乳製品、酸味のあるものは、吐き気を悪化さ
せます。脂肪の多いものものは胃に負担をかけるの
で避けましょう。
③水分がとれるようになった時
食事はスープの上澄みから。これで吐き気がおさま
っていればおかゆやうどんなどの脂肪の少ない消化の
良いものをあげましょう。
《下痢の時》
①水分補給をしっかり
こまめな水分補給が大切です。糖分や電解質を効率
よく吸収できる経口補水液やイオン飲料がおススメで
す。
②消化の良いものをあげましょう
食欲があれば少しずつ消化の良いものをあげます。
症状の回復に合わせて徐々に普通食の戻します。
③下痢の時は体を温めるメニューにしましょう
煮込みうどんやおじやなどの水分が多く温かいメニ
ューがおススメです。白菜やかぶなど煮ると柔らかく
なって消化の良い野菜を摂りましょう。
《便秘の時》
①食事の時間が規則正しいと排便のリズムも整います
特に朝ごはんはしっかり取りましょう。
②2つの食物繊維を摂ろう
さつまいもやゴボウなどの野菜から不溶性食物繊維
を摂ったり、果物からの水溶性食物繊維を摂ったりし
てバランスよく摂ることが大切です。
③水分をしっかり摂ろう
夏は熱中症予防のため、こまめに水分補給は必ず必
要ですが、冬も水分が足りないと便がかたくなるので
この時期も多めに水分は摂るようにしましょう。
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
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