こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、幼児食の進め方について書いていきます。
幼児食の進め方で大切なことは、子どもの歯の発達
や食べる様子に応じて進めることです。
1歳6か月を過ぎて奥歯(第一乳臼歯)が生えてきたり
3回食になったり、自分で食べようとしたりする時期
になれば幼児食に移行する時期です。
歯の発達がまだであれば急ぐ必要はありません。噛
む力に合わせてゆっくり進めましょう。
奥歯で噛む様子が確認できれば歯ごたえのある食材
も大丈夫です。手づかみで食べるも良いです。
《幼児食の進め方のポイント》
①3度の食事はだいたい同じ時間に!
生活リズムを整えるために決まった時間で食事をと
ることは大切です。空腹感と満腹感を覚えましょう。
②栄養バランスは3日単位で調節!
この時期の幼児は食べたり食べなかったりとムラが
あります。あまり神経質にならないように3日ぐらい
で調節すれば大丈夫です。
③おやつも食べよう!
3度の食事ではどうしても栄養がとれない場合もあ
ります。プラスしておやつも大事な栄養源です。おに
ぎりやパン、果実などのエネルギーや栄養も大切にな
ります。
④自分で食べたい!を尊重しよう
この時期は食べる意欲が大切です。手づかみをした
がっているならそうさせてあげて散らかってしまって
も大目にみてあげましょう。
⑤歯の発達や成長に合わせた食事をしよう
幼児食が順調にみえても実際は食べにくいこともあ
ったかもしれません。ママやパパは子どもの食べる様
子(食べるスピード、噛んでいるときの様子、便の具合
など)を観察して慌てないでゆっくりと進めましょう。
《各年齢の歯の状態》
☆1~1歳半
食べ物を前歯で噛み切って、歯茎でつぶせるように
なる
☆1歳半~2歳
食べ物を前歯でかじりとり、手前の奥歯で噛めるよ
うになる。
☆3~5歳
乳歯が生えそろい、奥歯ですりつぶせるようになる
《食事の時間》例
7時 朝ごはん
12時 昼ご飯
13時半 お昼寝(お昼寝しない子どもは遊びにし
ましょう)
15時 おやつ
18時 夕ご飯
20時 就寝(就寝前はテレビやスマホなどをみ
せないでゆったりと過ごしましょう)
※睡眠時間 1~2歳 11~14時間
3~5歳 10~13時間
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。