こんにちは、保育士の高梨です。
今回もビタミンについて書いていきます。今回は、
ビオチンと葉酸です。
《ビオチンについて》
3大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)がエネルギ
ーにかわるときに働く酵素‘’カルボキシラーゼ‘’の助け
をしています。他に皮膚の炎症やかゆみを引き起こす
原因物質が作られるのを防いだり、髪の毛の健康を保
ったりする働きをします。
アトピー性皮膚炎、皮膚・関節炎などのトラブルを
治療する薬としても使われています。
《ビオチンに多く含まれる食材》
鶏レバー、豚レバー、バターピーナッツ、卵黄、大
豆牛乳、豆類、ナッツ類、しいたけ、あさりなど
《不足したらどうなるの?》
食欲不振、うつ症状、皮膚トラブル、結膜炎、白髪
の増加などの症状が起こります。でもこのような様々
な症状は出ますが、欠乏症が現れることはほぼありま
せん。
※欠乏症とは、貧血、赤血球の数が少ない状態
《過剰摂取したらどうなるの?》
ビオチンを摂り過ぎても尿として排出されますので
心配はありません。
《葉酸について》
葉酸は、ビタミンB12と協力して、全身に酸素を運
ぶ赤血球をつくっています。また、ビタミンB12、ビ
タミンB6と協力し、動脈硬化の原因物質が作られない
ようにする働きもします。心筋梗塞や脳梗塞の予防に
もなります。
葉酸は遺伝情報が詰まったDNAが正常に作られる
ようなサポートをして、胎児や成長期の子どもの発育
に重要な栄養素です。
妊娠のごく初期に不足すると胎児の障害のリスクが
高まるので注意が必要です。
《葉酸を多く含む食材》
玉露(1日1杯で飲むと1日分の葉酸を摂ることがで
きる)、鶏レバー、牛レバー、納豆、ほうれん草、グリ
ーンアスパラ、いちご焼きのり、枝豆、モロヘイヤなど
《不足したらどうなるの?》
正常な赤血球が作られず、悪性貧血を引き起こし、
脱力感、疲労、集中力低下などの症状が出ます。また
動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因にな
ります。
《過剰摂取したらどうなるの?》
サプリメントなどで大量に摂ると発熱やじんましん
かゆみ、呼吸困難などの症状がでることもあります。
食品から普通の食生活であれば摂り過ぎることはあ
りません。
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
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