こんにちは、保育士の高梨です。
今回もビタミンについて書いていきます。今回は、
ビタミンB6 B12です。
《ビタミンB6について》
これも成長期に欠かせないビタミンで、たんぱく質
の分解や再合成に働くビタミンです。たんぱく質をス
ムーズに分解します。
細胞の生まれ変わりが激しい子どもには重要で、皮
膚や髪の毛、粘膜などの成長を促します。
また、脳の神経細胞の間で、情報の橋渡しをしてい
る『神経伝達物質』の合成を助け脳を正常に保ちます
リラックス効果や血圧を下げる役割もあります。
食事から摂るほか、腸内細菌によって合成すること
ができます。また、ビタミンB6の働きを高めるには
牛乳やチーズ、レバーなど、ビタミンB2が含まれる食
品を一緒に摂ると効果が大きくなります。
《ビタミンB6に多く含まれる食材》
かつお マグロ(赤身) 鮭 豚ヒレ 鶏ささみ バナナ
さつまいも 玄米ご飯など
☆マグロ+のり=ダブル摂取で効果が大きい
☆鶏ささみ+パルメザンチーズ=B6とB2で相乗効果
《不足したらどうなるの?》
抗生物質を服用した時や妊娠中は欠乏症になってし
まうこともあります。
口内炎や結膜炎、皮膚炎、手足のしびれ、貧血など
様々な症状が現れます。
《過剰に摂ったらどうなるの?》
通常の食事から摂るのであれば尿として排出されま
す。
サプリメントなどで多く摂りすぎてしまうと手のし
びれ、腎臓結石などの症状を引き起こすことがありま
す。
《ビタミンB12について》
葉酸と協力して赤血球をつくり、貧血を予防します
神経細胞を修復し、正常化する働きもあります。
眼精疲労や肩こり、神経痛の改善も摂ることにより
期待されます。
《ビタミンB12に多く含まれる食材》
あさりやしじみなどの貝類 さんま いわしなどの
青魚 牛・豚・鶏肉のレバーなど
《不足したらどうなるの?》
酸素が行きわたらず、頭痛、めまい、吐き気、息切
れが起こることもあります。
また悪化すると悪性貧血を引き起こし、舌の炎症や
下痢、食欲不振などの症状が現れます。
植物性食品には基本的に含まれないためベジタリア
ンの方は注意が必要です。
《過剰摂取したらどうなるの?》
過剰摂取しても体内で吸収されず、排出されます。
サプリメントで補充する場合も心配はありませんが
体調が悪くなったら医療機関で受診してください。
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。