院長の奥井です。
早いものでもう3月ですね。来月には新学期になりますので
時の速さを感じます。
今回はつなげた銀歯 連結冠の問題的について説明したいと思います。
つなげた銀歯を連結冠と言います。
連結冠のメリットとしましては
①被せる歯の長さが短いため1本1本では外れやすいが
繋げて被せるため外れにくくなる。
②歯周病などで動揺があるためつなぐ事により動揺を減少させる
事ができる。
③歯科医側のメリットかも知れないが入れる時間や手間が一本一本
被せるよりもかからない。
などのメリットがあります。
反してデメリットは
①つなぐためフロスが通らないため歯と歯の間が不衛生になってしまう。
②つなぐため動揺はかえって2本ともダメにしてしまう可能性がある。
③前歯の場合かえって形態が不自然になってしまうことがある。
などありますが、私はあまり連結冠は用いません。できれば1本1本の方が
自然で清掃しやすいからです。
画像が連結感です。矢印に部分が連結部です。
レントゲンを撮影しますと右側の歯の下に白いもの
が発見されます。
連結冠を外したところです。
矢印部分が赤く腫れています。
連結冠が必ずいけないわけではありませんが、
お口に連結冠が入っている場合、連結部の清掃を
時に頑張る必要があります。