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理事長BLOG

歯の破折 歯牙破折について

2023年7月6日
院長の奥井です。
今回は歯の破折 歯牙破折について説明したいと思います。
歯の破折については以前も投稿しました。

https://okui-dc.jp/2023/05/28/%E6%AD%AF%E6%A0%B9%E7%A0%B4%E6%8A%98%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/


しかし歯の破折は結構多く再度説明したいと思います。

まず神経のない歯に破折は多くみられます。
神経を取ると歯の水分成分は失われ、そして歯の真ん中にコア(芯棒の
ようなもの)を入れるためコアがくさびの働きをして割れてしまう事が
多いです。


画像の場合ですが下の赤丸部分に歯がありません。
さらに上の歯は真ん中がないブリッジになっています。
そのため青の部分の骨が溶けています。


拡大画像ですが青の部分、根の周りが黒くなりいわゆる
歯の周囲の骨が溶けている場合は破折であることが
多いです。
に対して赤の部分が黒い場合は根に膿を持っている
場合が多く根の治療で治る事が多いです。


抜歯しますとやはり半分歯が割れていました。


この場合も見た目はあまりわかりませんが銀歯の周りの歯茎が
少し晴れています。


レントゲンを撮りますと手前側の根の周囲の
骨が溶けています。


銀歯を外すとこのように周囲に歯がついています。


ほぼ歯がないので抜歯となりました。


やはりこのように割れていました。

2本とも神経のない歯になります。
原因として考えられるのは
①過剰な食いしばりの力(就寝時に多いです)
②歯の欠損をそのままにしている(その歯に負担がかかる)
③歯があまり残っていないのに無理に被せている
④ブリッジを支える歯(負担がかかる)

などがあります。
歯を接着剤で接着し再度植え戻す治療もありますが
成功率が高いとは言えません。

破折の初期は症状がありません。
やはり定期的に歯科医院に受診しチェックを受けることを
お勧め致します。

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