こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、離乳食の良さを書いていきます。
5カ月を過ぎた頃から離乳食が始められます。
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼と言います。
咀嚼をすることで、顎や味覚、発音、脳まで発達さ
せるそうです。噛むことで、舌の味蕾(みらい)が刺激
されます。
味蕾とは大まかに味覚で、味には甘味、塩味、酸味
苦み、うま味があります。これらの味は、味蕾という
ところで感じます。味蕾は舌の表面にありブツブツし
ています。赤ちゃんのお口には約1万個この味蕾が存
在されているそうです。
成長と共に減っていき、高齢者は3千個まで減って
しまいます。このことから、赤ちゃんは、味覚が敏感
ということです。
咀嚼力こそが脳の活性化につながります。またよく
噛んだことで消化が良くなり、食事の満腹感が得られ
ます。
離乳食は時期を早く進めてしまったりすると上手に
噛めず、丸飲みしてしまう原因になってしまいます。
発達に応じた離乳食を練習しましょう。
噛む練習で大切なことは、スプーンを上手に口の中
に入れて舌の上に乗せ、赤ちゃんがしっかり口を閉じ
たらスプーンを抜くこと。また手づかみ食べが始まっ
たら、十分にさせてあげることが大切です。
《離乳食の進め方》育脳ポイント!
★5~6カ月頃(ゴックン期)
この頃はまだ母乳やミルクで栄養を取ります。ママ
は栄養豊富でバランスの取れた食事に気を付けましょ
う。
☆この頃は離乳食で食事が楽しいということが大切で
す。
‘’離乳食の順番‘’
①スプーンで軽く下唇に触れる
②スプーンを水平に置く
③上唇で取りこむのを確認
④スプーンを水平に引く
※この頃は80%~90%は母乳やミルクで離乳食は
10%~20%の割合です。
★7~8カ月頃(モグモグ期)
この頃からマグロや鮭も食べられるようになります
DHAが多い魚を多く取り入れてあげましょう!
‘’離乳食の順番‘’
①スプーンを下唇にのせる。
②口を閉じたらスプーンをひく。
③口を動かすのを確認。
※母乳やミルクは60%~70%で離乳食は、30~
40%の割合です。
★9~11カ月頃(カミカミ期)
食べたい!という意識が出てきたら手づかみ食べを
させてあげましょう!つかみやすい大きさや形を用意
してあげて脳を活性化させてあげてくださいね。
‘’離乳食の順番‘’
①自分で食べ物を持って前歯でかじりとらせる。
②口が左右に動くのを確認する。
※母乳やミルクは30%~40%で、離乳食は60%
~70%の割合です。
★1~1歳半頃(パクパク期)
歯ぐきがしっかりしてくるので、食べたものを噛み
つぶす力も増してきます。奥歯も生え揃う時期になる
のでよく噛んで咀嚼力を鍛えましょう!
‘’離乳食の順番‘’
①手づかみ食べが上手になる時期なので、十分にさせ
ましょう。
②スプーンを使った食べ方も覚えさせましょう。
※母乳やミルクは20%~25%で、離乳食は75%
~80%の割合です。
《離乳食の注意点》
★赤ちゃんの体は食べ物を消化吸収する小腸の粘膜が
未熟で消化酵素の分泌も未熟です。免疫機能も弱い
ので、少しの細菌で食中毒を起こしたりします。大
人とほぼ同じレベルになるのは8歳頃です。発達に
合った食事にしてあげましょう。赤ちゃんの食べ方
をしっかり見て成長に合った離乳食を進めてあげて
下さいね。
参考文献 主婦の友社
『はじめてママ&パパのしつけと育脳』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
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