あけましておめでとうございます。
院長の奥井です。当院は4日から診療を開始しております。
今日は休診日ですが、また明日から診療致します。
今年初めの投稿は
「永久歯生え変わりのための乳歯の抜歯について」
についてです。
よくご来院されます小児患者様で
「下の前歯の乳歯の後ろに永久歯が生えてきた」
というものがあります。
まずは通常は乳歯が抜けてその下に永久歯が顔を出しているのが
通常です。
しかし顎が小さくなってきており、乳歯の下に永久歯を配置できず、その
後ろから生えてくる場合が非常に大きくなりました。
画像の下の前歯ですが、乳歯はきちんと並んでいます。
しかしレントゲンでは永久歯1本に対し乳歯2本分の
スペースとなります。
少し狭いだけでしたらディスキングと言って隣の乳歯を
削りますが、この場合は永久歯の上の歯を4本抜歯しないといけない
かも知れません。
ただまずが真ん中2本が抜けるのを様子を見てからにします。
隣の乳歯を抜歯した状態です。
あとは舌で押して永久歯が前にきます。
しかし今生えている中切歯はいいですが、その横の側切歯が
生える頃にはまたその隣の乳犬歯が邪魔になります。
しかし乳犬歯を抜歯すると顎のスペースが狭くなるので
お勧めしません。
その場合は、場合によって拡大などの矯正治療が必要です。
ケースバイケースですので、その場合によってご相談されますことを
お勧め致します。