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理事長BLOG

インプラントの耐久性について 

2022年9月11日
院長の奥井です。
今回はインプラントの耐久性について説明したいと思います。

インプラントは高額な治療となりますので耐久性が気になると
思います。
当院ではインプラント上部構造(じょうぶこうぞう)といい上の被せ物を
被せてから10年間保証しております。しかしこれは

①1年に2回はお口のチェックでご来院いただけない場合
②術後、癌、糖尿病、骨粗鬆症など骨が脆くなったり感染しやすくなる
 病気が発症したこと
③セルフケア不足でインプラント周囲に汚れが溜まりインプラント周囲に炎症が起こった場合
④理想的な本数を埋入できなかった場合

などは保証対象外とさせていただいてます。
しかし今回は④に当てはまりますがもっている場合をご紹介します。


うまく噛めないとの事でご来院された患者様です。


左上以外は奥歯がない状態になっています。


本来、このような状態ですと右上(レントゲン上は向かって左になります)は
奥歯がありますのでブリッジといい繋げて被せることができますが、
両下の奥歯はインプラントが必要になります。
しかしご説明しますと右下1本のみをご希望で、保証対象外である事も
ご理解いただきました。


インプラント体を埋入した状態です。

   
何とかして右側だけでも噛めるようにしました。


その後、来院が途絶え8年ほどしてご来院されましたが
右下の歯が割れていました。本来は抜歯ですが、そのままをご希望でした。


それから右上のブリッジが壊れました。
これで奥歯はインプラント部分のみしか当たっていない事になりました。


インプラントを埋入して9年です。
手前の歯の被せが外れ、割れていますが抜歯は
希望されませんでした。
しかしインプラントはもっています。
この部分だけで噛めているとの事です。
もちろん保証ができない場合なのですが、意外とインプラントは
もっているのです。
全ての場合がこうなるわけではありませんが、インプラントの耐久性の
強さを表していると思いました。

お気軽にご相談ください。

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