こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、赤ちゃんの歯みがきについて書いていこう
と思います。
①赤ちゃんの歯みがきはいつからするの?
歯が生え始めた時から、虫歯との戦いが始まりま
す。下の歯が生えてきたら歯みがきのスタートです
歯が生えていない時から、歯茎を触るなどして、口
の中に指を入れることで慣れさせるのも良いです。
②歯磨き粉は使うの?
乳児の場合、歯磨き粉は使う必要はありません。
特に嚥下が十分にできない乳児の場合は誤飲の恐れが
あります。
☆乳歯の前歯しか生えていない時期
(生後半年~1歳頃)
綿棒や濡らしたガーゼなどで、ネバネバした汚れを
拭き取ってあげましょう。歯ブラシの前にストッパー
がついた赤ちゃん用歯ブラシ(喉に突っ込んでしまわな
いように)でおもちゃ代わりに持たせても良いです。
☆奥歯(乳臼歯)が生える時期 (1歳半頃)
この時期からは、お母さんの膝の上で歯みがきをし
ます。奥歯は咬合(噛み合わせ)部分に溝があるので、
そこを特に注意して磨きましょう。
唇側の平らな部分と歯と歯の間は磨き残しがないよ
うにしましょう。
③乳歯で虫歯になったらどうするの?
乳歯の歯列は、すき間だらけのスカスカの状態が理
想ですが、最近のお子様は、前歯などすき間なく並ん
でいる場合が増えてきています。そのため、歯と歯の
間に虫歯ができやすくなってきます。
『虫歯が軽度』
虫歯が軽度であるなら、虫歯を削り落としながら歯
と歯の間に人工的なすき間をつくることで、掃除しや
すく虫歯が広がらない環境づくりをして、生え替わり
の時期まで待つ、という方法をとることもあります。
前歯の生え替わりは7歳前後です。
☆乳歯の白っぽい虫歯に注意!
乳歯の虫歯の多くは白い色をしています。これは、
永久歯と比べて乳歯は歯の質が弱く虫歯の進行が速く
進むため、着色する間もなく虫歯が広がってしまうか
らです。時間の経過や状況によっては、当然乳歯の虫
歯も着色して茶色や黒っぽくなります。
※必ず定期検診を受けましょう。
『ひどい虫歯』
乳歯の虫歯は永久歯よりも進行が速く、歯の厚みも
薄いので、すぐに歯髄(神経)まで到達してしまいます。
大人の歯と違い虫歯が随分と進行していても痛みが
あまりないのが乳歯の特徴です。
ひどい虫歯になったら根管治療というのをします。
歯の神経の治療を施して乳歯を残すようにします。ど
うしても抜かないといけない場合は、歯列の乱れを防
止する特別な治療(保隙装置ほげきそうち)を付ける場
合もあります。
※毎日寝る前に仕上げ磨きをしてあげましょうね!
参考文献 西村書店 『みんなのための家庭の歯学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。