こんにちは、保育士の高梨です。
今回も乳幼児との会話法、5歳児を書いていこうと
思います。
5歳は友だちと協同的な集団活動を展開する時期で
す。基本的な運動や生活習慣が身につき、生活や遊び
を仲間と協調的に進めていくことができます。人の役
立つことをすると嬉しく思い、異なる考えを持ってい
る人の考えを認めることで社会性が育ちます。
★子どもの「なぜ?」という好奇心には大人も興味を
持って調べる姿勢が会話をふくらませる
3歳頃の「これなに?」とは違い、5歳頃になると
「なぜ空は青いの?」など複雑な質問になります。大
人でも分からない…という言葉につまる質問を投げか
けてきます。そのようなことがあれば、ネットや図鑑
を使い、調べてみましょう。一緒に図鑑を広げながら
子どもと一緒に会話をして、子どもの好奇心を伸ばし
てあげたいですね。
子どもは‘’知りたい‘’が満たされると、今度は友だち
に教えてあげたくなります。分からないことは大人と
一緒に調べて会話を楽しみましょう!
★自分の気持ちを受け入れてもらう経験は5歳児でも
重要
4歳の頃は自己中心的な時期でしたが、5歳になる
と相手の視点にも立てるようになる頃です。
自分の気持ちを主張しつつも相手のことも受け入れ
折り合いをつけるようにすることが目標です。
幼稚園では年長さんになるので、園では甘えられな
い時もあるでしょう。園から疲れて帰ってきて、困っ
た言動をしても保護者はすぐ叱ってはいけません。
「どうしてそんなことをしてしまったの?」と穏やか
に聞いてあげることが必要です。子どもが何を言って
も否定はせず、子どもの言った事を受けれてあげま
す。そのうえで、保護者が大人の気持ちも伝えます。
始めに子どもの意見を受け入れてもらえた子どもは
相手の気持ちも受け入れる余裕が生まれてくると思
います。
まだまだ小さい5歳です。「大好き!」と言って、
ギュッと抱きしめてあげることも必要です。ふれあい
は、子ども自身が愛されているという実感ができるも
のです。
参考文献 黎明書房
『発達段階をふまえた乳幼児との会話法』
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16時半まで保育士がおります。
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