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理事長BLOG

子どもの口腔機能について⑦

2021年1月26日

    こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は口唇閉鎖訓練の為にどのような運動があるか
書いていこうと思います。

☆口唇のストレッチ

 ①舌まわし
  舌を上顎前歯と上唇の間に入れて、歯肉頬移行部
  方向に強く押しながら、舌を口全周にわたって回
  す。

 ②上唇のばし
  口を大きく開け、下唇の力が下顎前歯部に及ばな
  いように人差し指を下顎前歯部の歯頸部に当てて
  上唇を自分の力でできるだけ下に伸ばす、10秒
  続ける。

 ③上唇ひっぱり
  上唇の裏側に親指を入れて、親指と人差し指で口
  唇を挟んで下方に引っ張って伸ばす。

 ④エアーストレッチ
  口唇をしっかり閉じて左右の頬と上唇、下唇の内
  側に空気をいっぱい入れて膨らませる。
  「1.2.3.4.5」と弾みをつけて更に膨らませると、
  負荷がかかってより効果的、口角から空気が漏れ
  ないように注意する。

☆口腔周囲筋を動かして筋力向上
 
 ①イー訓練
  小指が1本入るくらいの口を開けて口角を斜め後
  ろ上方に引く、口角を耳の方に引き上げるような
  意識で、オトガイや下唇に力が入らないようにす  
  る。

 ②ウー訓練
  唇で小さな丸を作るように可能な限りすぼめる。
  少し前に突き出すようにするとよい。

 ③りっぷるとれーなーを用いた訓練
  口唇閉鎖を目的に開発されたトレーニング器具

 ④木べら・定規などを使ったトレーニング
  木べらや定規、ストローなどを上下で挟み、水
  平に保つ。

 ⑤うがいトレーニング
  始めのうちは水を使わなく「エアーうがい」で
  口唇閉鎖や頬筋をしっかり膨らませることを習
  得させ、「ブクブクうがい」は水を口に含ませ
  口唇をしっかり閉じて頬を膨らませて勢いよく
  ブクブクさせる。吐き出すときは、口唇を細く
  して吐き出す(口唇閉鎖力の強化になる) 

 ⑥ガラガラうがい
  水を口に含ませ、上を向いて口を大きく開ける
  そのまま3秒間ガラガラうがいをし、上を向い
  たまま5秒間動きを止める。
  口唇を細くして水を吐き出す。
 ※「ガラガラうがい」もうがいの途中で上を向い
  たまま動きを止めることで、鼻呼吸の促進につ
  ながります。

☆遊びのなかで行うトレーニング
 
 ①顔じゃんけん
  ・グー
   手をグーの形にして頬を膨らませる。
   顔のパーツを中心に集めるようにするとさら
   に難易度が上がる。
  ・チョキ
   手をチョキの形にして口を縦長に大きく開け
   る、目線は上に顔全体を縦長にするよう意識
   できるとよい。
  ・パー
   手をパーにして顔全体のパーツを外側に広げ
   るようにして口を大きく開く。

 ②風船ふくらまし
  紙風船は低学年でも取り組みやすい。
  口輪筋や頬筋の強化に効果がある。

※個人によって治療方法が違いますので、詳しくは当
 医院にご相談ください。

※参考文献 『子どもの口腔機能を育てる本』
        医歯薬出版株式会社




☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
   16時半まで保育士がおります。   
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
  ご予約お待ちしております!

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