今回はコンポジットレジン充填 保険と自費の違いとは
について説明したいと思います。
コンポジットレジン充填とは虫歯を削ってから詰める詰め物の
一つでレジンという樹脂でできています。ペースト状または液体状の
レジンを歯を削った穴に入れて光を当てて固める治療法になります。
他の治療のような型をとって作ってくるものとは違い1回で終わりますので
回数が少なくてすみます。また白い材料のため見た目も良いです。
しかしプラスチックのため色を吸いやすく劣化してしまうのが欠点です。

矢印がコンポジットレジンが変色した部分になります。
こうなりますと詰め物を外して詰め直さないといけません。
コンポジットレジンは保険診療なのですが、自費診療のコンポジットレジンも
当院では取り扱っております。
違いは何かと言いますと材質がより硬く色調がよいという事と、場合によっては
歯肉圧排(しにくあっぱい)といい歯茎の中に糸を入れて歯茎を押し下げ、歯と
歯茎の境目を精密に詰めること、ラバーダムというゴムを用いて唾液を入りにくく
すること、マイクロスコープという顕微鏡を用いて精密に治療する事などです。

矢印の黒い線は歯肉圧排の糸になります。
歯茎を押し下げて充填します。

充填を終えたところです。色調も綺麗に
なりました。
ただ自費コンポジットレジンを用いても必ずしも変色しない
訳ではありません。ただ研磨、すなわち磨きますと色調は
戻る事が多いです。
歯科診療で日常的に行われるコンポジットレジン充填ですが、
自費コンポジットレジンは精密かつ審美的な治療と言えます。
自費コンポジットレジンは自費診療になります。
隣接面(歯と歯の間)を含まないもの 1本22,000円
隣接面を含むもの 1本33,000円(R7年12月時点です)
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。














