こんにちは、保育士の高梨です。
乾燥が気になる季節ですね。大人も子供も肌の乾燥
は良くありません。赤ちゃんの肌もデリケートです。
今回は、赤ちゃんの肌のケアについて書いていきま
す。
《肌のトラブルにならないためには?》
お肌のトラブルは、刺激物の侵入→かゆい→かく→
バリア機能が壊れる→刺激物の侵入→ますますかゆい
→もっとかく→……と続いてしまいます。
☆気をつけること
①衣類はチクチク・ゴワゴワする衣類は避ける
②洗剤・柔軟剤で刺激になってしまうことがあります
使わなくてよい物は、なるべく使わないようにしま
しょう。
③熱い風呂に入らないようにしましょう。かゆみを増
してしまいます。
④汗、汚れを落としましょう。
汗をかいたり、よだれや食べ物が体についたりし
たら、シャワーで洗い流しましょう。ボディーシャ
ンプーやシャンプーをしたらしっかりと洗い流すこ
とは大切です。
⑤お肌をなるべくこすらないようにしましょう。ウエ
ットティッシュで何度もふいたり、ゴシゴシ洗った
りしないことが大切です。お肌のバリア機能が破壊
されて、悪循環です。
《赤ちゃんは厚着させないように》
体は小さいですが、汗の出る穴の数は大人と同じだ
けあります。なので、赤ちゃんは汗かきです。体の過
剰な水分を体外に出すのが尿です。過剰な熱を体外に
出すのが汗です。代謝が活発なので、汗で熱をドンド
ン放出する必要があります。
赤ちゃんの衣類は大人より1枚少ないくらいが良い
とされます。あせも予防は薄着が良いです。
★生まれた直後の赤ちゃんは、汗腺の働きが未熟で
汗をかきません。
《お肌の成長に合わせたスキンケア》
☆生後すぐ~6カ月の赤ちゃん
アブラが多い時期で、湿疹ができる場合は、石鹸で
皮膚のアブラを落としてくださいね。
☆6カ月~2歳ごろまで
アブラが少なくなるので、石鹸の使用は控えめにし
ます。バリア機能をサポートする保湿剤(湯上り後すぐ
に塗る)を使用しましょう。
☆2歳以降
バリア機能が成熟します。お肌は潤いを取り戻しま
すので、神経質にならなくても良いです。
《湿疹が心配な時の離乳食はどうするの?》
3大アレルゲン(卵・牛乳・小麦)を食べさせてから口
の周りが赤くなったり体に蕁麻疹ができたり、湿疹が
出る場合は、しばらくの間、その食品を控える必要が
あります。でも成長するにつれて、アレルギー反応も
起こりにくくなってきます。
急がずゆっくりと離乳食を進めていくことが大切で
す。
参考文献 一万年堂出版
『子育てハッピーアドバイス
知っててよかった小児科の巻』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。