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理事長BLOG

歯の生活習慣について② 食事の時に気を付けることは?

2024年8月23日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回も歯の生活習慣について書いていきます。

《食事はしっかり噛んで食べるといいの?》

 はい、でも力を入れ過ぎたら歯やあごの関節に負担
がかかるので注意が必要です。

 私たちがものを噛むときに、30~60㎏の力が歯やあ
ごにかかるといわれています。必要以上に力がかかる
と、歯がすり減ったり割れてしまったり、詰め物が取
れてしまったりして歯が悪くなり、その後歯を失うこ
ともあります。

 食事をするときは、噛むことを意識するのではなく
口を大きく開けるようにすると良いです。大きく開け
て自然に閉じると、歯やあごの骨の重さが適度な圧と
なって食べ物を咀嚼でき、過度な力を防ぐことができ
ます。

 よく噛んで食べることで認知症予防になったり、歯
を守る唾液の分泌が促られるのでとても良いです。

《離乳食の時は食べやすいように
        大人が噛んであげた方がいいの?》

 いいえ、大人のむし歯菌が赤ちゃんに感染します。

 生まれたばかりの赤ちゃんの口の中は、虫歯菌や歯
周病菌はいません。大人が赤ちゃんにキスをしたりす
ると虫歯菌や歯周病が移ってしまいます。それを垂直
感染といいます。垂直感染は1歳半~2歳半くらいの間
に起こりやすく、この時期の感染を予防すれば、その
後、虫歯の発症リスクはかなり違ってくるようです。

 垂直感染は大人と同じ食器を使っただけでも移るよ
うです。なので、赤ちゃんと別の食器を使うようにし
ましょう。

※ママやパパやおじいちゃん、おばあちゃんの歯のケ
 アをしっかりしておいてあげることが赤ちゃんにと
 って大事なことです。

《毎食後にキシリトールガムは噛んだ方がいいの?》

 はい、でもお腹がゆるくなる人もいます。大量に噛
まないようにしましょう。

 キシリトールは白樺や樫の木からとれるキシランヘ
ミセルロースから作られた天然の甘味料です。

 唾液の分泌と歯のエナメル質の再石灰化を促す作用
があり、虫歯菌が酸をつくるエサとならないことから
歯を守る甘味料です。

 WHO(世界保健機関)もキシリトールのむし歯予防効
果を認めています。

 100%に近いキシリトールが入っていると虫歯予
防効果が高くなります。

 キシリトールは、1日5g以上で虫歯予防になるとい
われています。キシリトール100%のガムの場合、4個
程度で大丈夫です。一気に噛んでしまうのではなく、
毎食後と夜寝る前など回数を多くしてくださいね。

参考文献    飛鳥新社
          『歯のメンテナンス大全』


噛ミング30(カミングさんまる) | 京・食ねっと

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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