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理事長BLOG

幼児期の食事について⑥ 病気の時の食事はどうしたら良いの?

2024年7月26日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は、幼児期で病気になった時の食事について書
いていきます。

《熱がある時の食事はどうしたら良いの?》

①機嫌がよく食欲がある時

 元気そうであれば、おかゆやうどんなどがおすすめ
です。元気に見えても熱がある時は胃腸の機能が弱ま
っています。食べたとしても嘔吐してしまう可能性が
あるので消化の良いものにしましょう。

②熱が高く食欲がない時

 無理に食べさせないで脱水症状を起こさないように
水分補給をこまめにすることが大切です。またアイス
クリームや冷たいゼリー、シャーベットやイオン飲料
塩分のあるスープも良いです。

③熱が下がってきたら

 豆腐や果物などのたんぱく質やビタミンを含む食材
を少しずつ増やします。

《吐き気がある時》

①繰り返して吐いてしまう時

 吐き気がおさまるまで水分や食事を控えます。

②吐き気がおさまった時

 最初は一さじから水分補給を始めます。経口補水液
や麦茶、イオン飲料がおすすめです。

※牛乳や乳製品、酸味のあるものは、吐き気を悪化さ
 せます。脂肪の多いものものは胃に負担をかけるの
 で避けましょう。

③水分がとれるようになった時

 食事はスープの上澄みから。これで吐き気がおさま
っていればおかゆやうどんなどの脂肪の少ない消化の
良いものをあげましょう。

《下痢の時》

①水分補給をしっかり

 こまめな水分補給が大切です。糖分や電解質を効率
よく吸収できる経口補水液やイオン飲料がおススメで
す。

②消化の良いものをあげましょう

 食欲があれば少しずつ消化の良いものをあげます。
症状の回復に合わせて徐々に普通食の戻します。

③下痢の時は体を温めるメニューにしましょう

 煮込みうどんやおじやなどの水分が多く温かいメニ
ューがおススメです。白菜やかぶなど煮ると柔らかく
なって消化の良い野菜を摂りましょう。

《便秘の時》

①食事の時間が規則正しいと排便のリズムも整います
 特に朝ごはんはしっかり取りましょう。

②2つの食物繊維を摂ろう

 さつまいもやゴボウなどの野菜から不溶性食物繊維
を摂ったり、果物からの水溶性食物繊維を摂ったりし
てバランスよく摂ることが大切です。

③水分をしっかり摂ろう

 夏は熱中症予防のため、こまめに水分補給は必ず必
要ですが、冬も水分が足りないと便がかたくなるので
この時期も多めに水分は摂るようにしましょう。

参考文献   日本文芸社 
           『子どもに効く栄養学』

子どもに風邪をひきやすくさせている意外な要因とは?適切な風邪予防をしよう! | MIMI STAGE
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       16時半まで保育士がおります。  
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