院長の奥井です。
4月になり当院も新人スタッフが入社し賑やかになりました。
より一層スタッフ一同頑張りたいと思います。
今回は一顎二床(いちがくにしょう)義歯について説明したいと思います。
歯科では上あごを上顎、下あごを下顎と呼びます。また入れ歯の事を床(しょう)
と呼びます。厳密には入れ歯の歯茎に当たるピンクの部分を義歯床と呼んでいますが。
ですから一顎二床というのは上顎、もしくは下顎に二床いわゆる2つ入れ歯がありますよ
という意味になります。
その前に部分入れ歯の場合、失った歯の数が増えていけば入れ歯はどんどん大きくなります。
大きくなりますとやはり違和感が増してきます。
例えばこのような入れ歯の場合、止むを得ない事ですが、
青で囲った部分が話すのに邪魔になります。
この場合でも入れ歯は上の図のように作られることが多いです。
しかし一顎二床義歯を希望されましたので右のキャップの部分は
磁性アタッチメントを入れて入れ歯の維持に役立てるように
しました。
上の画像が一顎二床義歯です。青点の部分に入れ歯がなく
二つに分かれています。
入れ歯をはめた正面の画像です。
一顎二床義歯は真ん中の部分がないですので話しやすいですが
代わりに少し緩くなるのと、また2つあるため面倒なのは
あります。しかし話すのに不自由を感じられるようであれば
選択肢の一つにはなると思います。